春雨の原料である「緑豆」は、中国に古くからある植物です。
1000年程昔から、その「緑豆」を原料として作られていた
麺が今日の春雨の原型であるといわれています。

日本では、昭和の初期まで中国、朝鮮から、輸入していまし
た。当時の品名は「豆麺」であり、「春雨」という名称は一
つの商品名でしかありませんでした。これが、戦後に発展し
て、品名に変わりました。

日本でも、昭和初期に緑豆澱粉を用いた製造を試みましたが、
中国大陸との気候の違い、使用した原料の違いなどがあり、
結局は成功しませんでした。そこで、馬鈴薯澱粉と甘藷澱粉
を使用した製法を開発し、今日一般的に流通している国内産
の春雨が誕生しました。戦後になると、中国からの豆麺の輸
入がしばらくの間断たれてしまったこと、一般家庭へ国内産
の春雨が普及したことを受け、国内産の春雨の生産量が増加
しました。